神社を後にした途端、私の心は晴れ晴れとした気分になった。

 縁結びの日にちは四日後の土曜日だ。恐らく、義也は朝から外出するであろう。その時に、ゴミ屋敷の彼女と出逢うのだ。そしてすぐに離婚を申し込んでくるはず。私はこれ以上は無いという程の条件を突き付け、二つ返事で承諾する。 
 久美子は、途中銀行に立ち寄り、預金の残高を全てチェックした。