裏庭告白



引っ張られて
連れてこられたのは

裏庭

うちの学校の
知る人ぞ知る
隠れ庭だ

裏庭でも1日中基本的に
日向でポカポカして
気持ちいい場所だ

そして小さいながら
花壇がある

いつも季節の花が植わっている

今は…

「うわぁ…!!」

辺り一面見渡す限りの紫陽花

「この花どうしたの??」

「俺が育てた…」

「舜也先輩が!?」

「うん…」

何故か目を
合わせようとしない先輩

「先輩??」

といって先輩を覗きこむと
即行で目を背けられた

『連れてきて何なのさ』

なんて思ってると
左手が先輩に
握りあったままだった
ことに気がついた

離そうと手を緩めると
そっぽ向いていた
先輩の手にキュッと
力がこめられた