「やったー!」
大輔がはしゃいだ声を出し、それを聞いて加奈子は我に返った。
「ちょ、ちょっと待って? 今のはナシ!」
「えー? 今更ダメですよ……。却下します」
「ねえねえ、“ご褒美”って何なの?」
志穂の問い掛けに、
「それは……」
加奈子は答えようとしたのだが、加奈子自身、答えを知らない事に気付いた。
(ご褒美って、何だっけ? 嶋田君は何て言ったんだっけ。たしか、『主任の……を僕にください』と言われたような……。でも、肝心な“何を”の部分を思い出せないわ。ていうか、聞こえなかった気がする)
「それは内緒です。ね、主任?」
「そ、それ以前に、私は……」
「それはモノなの?」
「いいえ。“モノ”なんて言ったら、主任に失礼です。ね?」
「“ね?”って言われても、私は……」
「ま、まさか……!」
「おい、嶋田。まさか、おまえ……」
「二人とも、変な想像して怖い顔しないでよ。そんなんじゃないんだから、ね、主任?」
「だから、私は……」
「じゃあ、帰りましょうか?」
「えーっ?」
大輔がはしゃいだ声を出し、それを聞いて加奈子は我に返った。
「ちょ、ちょっと待って? 今のはナシ!」
「えー? 今更ダメですよ……。却下します」
「ねえねえ、“ご褒美”って何なの?」
志穂の問い掛けに、
「それは……」
加奈子は答えようとしたのだが、加奈子自身、答えを知らない事に気付いた。
(ご褒美って、何だっけ? 嶋田君は何て言ったんだっけ。たしか、『主任の……を僕にください』と言われたような……。でも、肝心な“何を”の部分を思い出せないわ。ていうか、聞こえなかった気がする)
「それは内緒です。ね、主任?」
「そ、それ以前に、私は……」
「それはモノなの?」
「いいえ。“モノ”なんて言ったら、主任に失礼です。ね?」
「“ね?”って言われても、私は……」
「ま、まさか……!」
「おい、嶋田。まさか、おまえ……」
「二人とも、変な想像して怖い顔しないでよ。そんなんじゃないんだから、ね、主任?」
「だから、私は……」
「じゃあ、帰りましょうか?」
「えーっ?」



