4人は会場に向かって歩き始めたが、前を加奈子と香川が並んで歩き、その後ろを大輔と美由紀が並んで歩いた。誰が決めた訳でもなく、自然にその組み合わせになるのだ。何事においても。
「こんな明るい時間に仕事を終えるなんて、いったいいつ以来だろう。なんか妙な気分だなあ」
「私も同じ事を考えました。何だか悪い事をしてるような気分です」
「あはは。なるほどね。でも、たまにはいいんじゃないかな、こういうのも……」
と言って香川は穏やかに笑った。
(今日の香川さん、とても機嫌がいいみたい。せっかくだから楽しもう、って事かしら。私もくよくよしないで見習おうかしら……)
やがて会場に着き、チケットを係の人に渡し、4人は更に川の土手に沿って歩いて行った。人は多いが、河川敷はかなり広く、慌てて場所取りをする必要はなさそうだ。道の片側にはずらりと夜店が並び、お祭りみたいだなと加奈子は思った。
「あ、金魚すくいだ!」
後ろから美由紀のはしゃいだ声がした。
「こんな明るい時間に仕事を終えるなんて、いったいいつ以来だろう。なんか妙な気分だなあ」
「私も同じ事を考えました。何だか悪い事をしてるような気分です」
「あはは。なるほどね。でも、たまにはいいんじゃないかな、こういうのも……」
と言って香川は穏やかに笑った。
(今日の香川さん、とても機嫌がいいみたい。せっかくだから楽しもう、って事かしら。私もくよくよしないで見習おうかしら……)
やがて会場に着き、チケットを係の人に渡し、4人は更に川の土手に沿って歩いて行った。人は多いが、河川敷はかなり広く、慌てて場所取りをする必要はなさそうだ。道の片側にはずらりと夜店が並び、お祭りみたいだなと加奈子は思った。
「あ、金魚すくいだ!」
後ろから美由紀のはしゃいだ声がした。



