「岩崎君。午後からは僕と取次に挨拶周りしよう。午前中はパソコンの設定なんかをしておきなさい」
「あ、はい……」
と返事をしたものの、加奈子にはパソコンの設定をする自信がまったくなかった。オフィス系のアプリや社内のシステムは人並みに使えるが、設定となると話は別で、特別な知識が必要だ。
「嶋田。おまえ、午前は忙しいか?」
「いえ、それほどでもないですよ」
「そうか。だったら岩崎君のパソコンを設定してやってくれないか?」
「はい、わかりました」
それを聞き、ホッと胸を撫で下ろす加奈子であった。
「ごめんなさいね? 嶋田君だって忙しいのに……」
「大丈夫ですよ、主任」
(主任? ああ、私の事か……。これからはそんな風に呼ばれたりもするのね。早く慣れなくっちゃ)
「あ、はい……」
と返事をしたものの、加奈子にはパソコンの設定をする自信がまったくなかった。オフィス系のアプリや社内のシステムは人並みに使えるが、設定となると話は別で、特別な知識が必要だ。
「嶋田。おまえ、午前は忙しいか?」
「いえ、それほどでもないですよ」
「そうか。だったら岩崎君のパソコンを設定してやってくれないか?」
「はい、わかりました」
それを聞き、ホッと胸を撫で下ろす加奈子であった。
「ごめんなさいね? 嶋田君だって忙しいのに……」
「大丈夫ですよ、主任」
(主任? ああ、私の事か……。これからはそんな風に呼ばれたりもするのね。早く慣れなくっちゃ)



