大輔は剛史の事を“大人らしい憧れの先輩”と熱く語るが、加奈子はその“大人らしい男”(もっとも、加奈子にとって弟の剛史は、いくつになっても子供にしか見えないのだが)の姉であり、当然ながらもっと年上なわけで、それを思うと自分と大輔の年の差はどれほどのものか……
(嶋田君が高3で17〜8の頃って、私はいくつ? ……25〜6かあ。という事は今の会社に入って4年目。ついこの間のような気がする。その頃嶋田君は、制服を着た高校生だったわけか……)
加奈子は、今更ながらに大輔との大きな年の差を自覚し、愕然とするのだった。
「あ、すみません。僕ばかり喋っちゃって……」
「ううん、いいの」
「なんか主任、元気ないですよね? 疲れてます?」
「そ、そうね。ちょっと疲れてるかも……」
「ところで、僕に話って何ですか?」
「え? あ……そうだったわね」
加奈子は、花火の事をすっかり忘れていた。
(嶋田君が高3で17〜8の頃って、私はいくつ? ……25〜6かあ。という事は今の会社に入って4年目。ついこの間のような気がする。その頃嶋田君は、制服を着た高校生だったわけか……)
加奈子は、今更ながらに大輔との大きな年の差を自覚し、愕然とするのだった。
「あ、すみません。僕ばかり喋っちゃって……」
「ううん、いいの」
「なんか主任、元気ないですよね? 疲れてます?」
「そ、そうね。ちょっと疲れてるかも……」
「ところで、僕に話って何ですか?」
「え? あ……そうだったわね」
加奈子は、花火の事をすっかり忘れていた。



