大切なもの




上機嫌でヒマワリをケータイに付け、元からあったストラップたちと並べてみる。



別に変ってわけでもない。



むしろミスマッチしていた。



あたしはより嬉しくなってしばらくストラップを眺めていた。



ふいに、微笑んでるトモが目に入った。



「どうしたの?笑って」



カバンの上に置かれたトモのスマホには、銀色の太陽が日を浴びて光っていた。