二人とも、まだ心の支えがあることに気づきイアは力を使わないと誓い、力を抑えるために道具を使った。 特殊なイヤリングだ。 そういえば、していた気がする。 右耳に雫の形の小さなイヤリングを。 学校では付けている人が多かったため、あまり気には止めなかった。 そんな装置だとは思う人はいないだろうと言い切れる程に自然だった。 深い青緑。 透き通っていて、凄く綺麗だった。 .