1日目が無事終了し、やりきった感と高揚感が充満した学校。
ただ今、本日の仮装大会に向けて、みんな衣装を着ているとこ。
「これ、持ってこう?」
「あ、あたし行く!!」
「え、あたしも行きたい!!」
教壇のそばで衣装係の女子が固まってなにやら話している。
「じゃ、みんなで雄ちゃんのとこ行こう!!」
「え・・・・・。」
男子が来ているのと同じ衣装、すなわち王子様の衣装を手に持った女子たちがキャッキャしながら教室を出ていく。
雄ちゃんって・・・春市先生のことだよね。
あれ、先生も着るってこと!?
「あんなの着せたら、身動き取れなくなるんじゃない、先生。」
珠樹があたしに代わって気持ちを代弁してくれる。
「はい次ー、宮古さんと珠樹ちゃん。」
だから、どうしてあたしだけ苗字呼びなのってば。
心の中で不満を言いながらパーテーションで区切られた個室に入り、自分も衣装を着る。
お姫様、ねぇ・・・。
まるで柄じゃないわ。

