表裏一体。禁断乃恋。




「先生っ、ゆうちゃんって呼んでもいいですか!?」


「先生彼女とかいますか!?」


「先生どんな人タイプですか!?」


・・・・・・HRが終わるとすぐに、春市先生は女子生徒たちに囲まれた。


「普通にモテてる・・・。」


「うん、すごいね。」


珠樹と2人で呆れ顔をしながら眺める。


「でも、確かにイケメン・・・・・・。」


「そうなんだよ。キレイな顔・・・。」


2人してハーっと長めのため息を吐いた。


女子たちに囲まれても、春市先生の殺人スマイルは絶えなくて、質問攻めしてる女子の中で何人かもう失神しそうな勢い。


もちろん、中には彼氏持ちだっているし(このクラスに彼氏さんいる人も)、片思い中だとか話してた人だっている。


「見てあの加藤くんの苦々しい顔。」


「そりゃ彼女が他の男にキャーキャー言ってたらいい気しないでしょ。」


たぶんみんな彼氏とかそんなのは別問題で、春市先生と仲良くなりたいんだろうなぁ。


未だに攻められてる先生を、頬杖を突きながら眺めた。


一時間目始まりを知らせるチャイムが鳴れば、名残惜しそうにしながらもみんな席に着く。


やっと解放された先生の顔は若干ぐったりしてたかも。