「これでも高得点だよ!」
真昼は今度は本格的に笑い出した。
そんな真昼に呆れつつ、恵は不意にドアのところに視線をやった。
そこには、裕太が立っていた。
──あ、誤解されたかも?
恵は軽いテンションでそう考えてから、手を上げた。
「おー、裕太。テスト、よかったんだって?」
その声に、真昼も振り向いた。
2人の視線がぶつかるのがわかる。
そして、揺らめいて、離れる。
もどかしい、ピュアなやつらだ。
「あー、うん。赤点ないってすごくね?むしろ、恵より高い」
「それはないな。」
恵はニヤリと笑いながら裕太の言葉を遮った。

