「って感じですが何か、恵くん。」
真昼は腰に手を当てて顎を突きだした。
なぜそんなに上から目線。
恵は呆れた視線を真昼に送りながら、息を吐いた。
「それはそれは、大分仲は回復したようで……ちなみに明日が二次審査ですが、意気込みは。」
恵は机に座っているため、真昼と高さが同じになっている。
「そりゃまあ、通過する気満々だし、逆にもう本番のことしか考えてないっていうのか……」
「それはすごい自信だね。……で、裕太と隼人は?」
恵はドアのほうを伺った。
放課後の廊下は人気が少ないようで、吹奏楽部の音が微かに聞こえてくる。
「裕太は先生に雑用押し付けられて図書室。隼人はその場にでくわして誘拐されてた。」
真昼が少し、拗ねた声色になった。

