2人は夕食を食べながら寝る時まで話をした。 大体は花菜が喋っていたが、奏大は花菜の話を相槌を打ちながら聞いていた。 土曜日にデートしたことによって、2人の距離は縮まってきたようであった。 この状況に花菜は嬉しく思うと共に、次第に奏大に惹かれていており、このまま幸せな日々が続くことを願っていた。 しかし、神様とは時に残酷であり、これから2人に試練が訪れようとしているとは、この時はまだ誰も気付かなかった。