「明日…、何かあるのか?」 「明日はお茶会があるの。そこでりっくんがお茶を点てるんだけど、緊張してるみたい」 「そうか…」 それ以上、その話が広がることはなかった。 「さて、奏大ん家に着いたぞ」 「あぁ。悪いが荷物を運ぶの手伝ってくれ」 「了解」 そう言うと、雨宮家から持ってきた花菜の荷物を奏大の部屋に運び込んだ。 元々、荷物が少なかった為、すぐに運び終わった。 荷物が運び終わると、創や淳平は帰っていった。