sweet memory

そしてその日の放課後。
花菜は律に言われた通り、１人で教室にいた。
するとそこへ、昨日の集団が現れた。





「昨日忠告したのに、まだ分からないみたいね」

「あっ…」

「貴女、何様なの？あれだけ律様に近付くなって言ったのに」

「今度こそ階段から突き落として差し上げましょうか？」

「っつ…」







花菜は恐怖で体が震えた。
すると、後ろから誰かが花菜の事を抱き締めた。
それは恐怖を感じる物ではなく、安心できる物であった。