陰陽師の巫女

「母さんなら家にいるよ。結界張ってるからな」


「結界?」


「ああ。村人を守るためにな。でも母さんも年でな…。だんだんと霊力を失ってきててさ…」


結界を張れるほどの巫女…。


でも人には限界と言うものがある。


「八ァ…。レイ、私いったん向こうに戻るから、この本頼んでいい?」


そう言って私はレイに本を渡した。


ここまで聞いてほっとくほど、私は薄情者じゃないからね。


「…分かった」


よし!向こうの世界に戻りますか!


本に触れた私は、光に包まれた。