「あれはまさしく破魔の矢-ハマノヤ-。巫女様…ユメ様の得意なものです」


破魔の矢って巫女しか打てない矢…。


しかもユメ…。


名前も似てる。


こんな事って普通ある?


「ユメ様、村へ戻りましょう」


「ち、違っ…」


私は…巫女じゃない!


ユメでもない!


朝風 夢羽よ!


もう嫌…。戻りたい…。


元の世界に……。


その瞬間、夢羽の持っていた本が光りを放つ。


そして…本と共に夢羽は…消えた…。