「っていうか、トランプするだけならここまで来る意味なくね?」

健斗君が山崎君に言う。

たしかに。

何処でもできるもんね。

「夜、バーべキューしようと思ってさ」

「そういうことか」

住宅街でやると迷惑になるからか。

納得。

「お昼は?」

麗華ちゃんが聞く。

そうだよね、夜は決まってても昼は…?

「作ってくれね?」

「はぁぁ?」

麗華ちゃんがなぜかキレる。

そんな麗華ちゃんをよそにわたしは言う。

「別にいいよー」

って。