わたしと一緒にいるの嫌なのかな?

「うわー、王子サイテー」

「そーだそーだ」

小学生みたいな会話。

「いや、別に嫌なわけじゃねぇけど…」

けど?

「なんでもねー!いくぞ、さくら」

健斗君に腕を掴まれる。

わたしはそのまま健斗君について行った。

廊下に出る。

「ゴメンね?健斗君。付き合わせちゃって…」

「別に良いって。嫌とかじゃねぇから」

良かった。

嫌われてなくて、本当によかった!

……そうだっ

健斗君に言おう。