―――トントン

扉がノックされる。

「さくらちゃーん、お風呂いつ入るー?」

お母様はドアを開けずに、聞いてくる。

「いつでもいいですよ」

「じゃぁ、お風呂わいてるから好きな時に入ってね。着替えはお風呂場に置いてあるから」

「はい、ありがとうございます。」

今何時だろう?

早く入った方がいいよね?

時計を見ると、7時半

もうこんな時間だったんだ。

「健斗君、お風呂入らせてもらいたいんだけど、場所どこ?」

「ぁあ、来て」

健斗君に案内される。

「ココだから」

「ありがとう」

健斗君は来た道を戻っていく。