「えっと、佐々木さくらですっ」

「さくらちゃん?可愛い名前してるわねー」

「いぇいぇ、ありがとうございます」

健斗君のお母様はキャピキャピしている。

若々しいなー

「母さん、そろそろ良いかな?」

「ゴメンなさいねっ!じゃ、また夕飯の時にね」

「はいっ」

お母様は嵐のように去って行った。

お母様に夕飯頂くって言ってないのに、

なんでそういう前提になってるんだろう。

まぁいっか。

―――♪♬♩♫~

健斗君と話をしていた時、携帯が鳴った。

この着メロはわたしの携帯。