「隣、だれ来るのかなぁ?」

「イケメンだといいねっ!」

麗華ちゃん・・・。面くいだね。

想像はついていたけど。

なんて思っていたら

「「「キャ――――――!!!」」」

廊下から、悲鳴に近いような奇声が聞こえた。

「そういえば、王子このクラスだったっけ・・・」

王子?

どこかの国のプリンス?

「違うから。普通の一般人。」

えっ?もしかして声に出てた?

恥ずかしー!

「いや、普通ではないか。」

「どういうこと?」


麗華ちゃんの話を聞くと王子の名前は鈴木健斗。

性格は、だれにでも優しい。

その上スポーツ万能、成績優秀。

ファンクラブもあるらしい。

「・・・完璧。」

そんな人間いるんだなぁ。