健斗君が好きだと自覚して、翌日の朝。

麗華ちゃんに報告すると

「知ってるから。」

とのこと。

なぜか麗華ちゃんはそのことを山崎君にも報告していた。

ちなみに、その時健斗君は他クラスに遊びに行っていた。

麗華ちゃんに理由を聞くと

応援してくれるから、だって。

応援かぁ……。

嬉しいな。

わたしも、麗華ちゃんが恋したら応援してあげたいなぁ。

役に立たないだろうから、恋ばなするだけでいっか。

「お、帰ってきた。さくらの王子様が」

麗華ちゃんが小声でニヤニヤ?しながら言ってきた。

うー、恥ずかしいからやめてよねっ!

わたし、絶対顔真っ赤だよー。