本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

どうしよう。好きだってお互い言いあったらもう後はやること一つ。


でも、先輩とって考えたらとてつもなく恥ずかしい。立ち上がらない私に先輩が手を差し伸べてくれる。


その手を取って立ち上がった。



「藍原・・・なんか食べて帰ろうか?」




ようやく、帰り支度を整えて2人でまたエレベーターを待つ。先輩はクスクス笑って私の手を握りながらそう言った。



えっ?食べて帰る?もう後は家に帰って・・・じゃないの?