本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「藍原・・・」




「軽いって思われるかもしれません。さっき彼氏と終わったばかりで心変わりが早いって。でも、私は」



最後まで言わせてもらえないまま私は先輩の胸の中に引き寄せられた。



自分の心音が聞こえるかのように今まで以上に緊張している。少し体を離して視線を合わせる。先輩の瞳に私が映った。