「・・・黒岩さん。先輩の彼女は黒岩理沙さんですよね。私は先輩が大好きだった。優しくていつもみんなのことを考えてくれて体育祭の前日、私を暗闇の中安心させてくれた。そんな先輩が大好きでした。でも・・・彼女がいるならそんな優しさいらなかったです」




「・・・大好きだった、ね。だから俺を避けはじめたんだ。卒業式のときも俺と目合わさなかったもんな。いじめって何された?」




「・・・髪の毛切られました。だからもう先輩の優しさには期待・・・」