本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

また強く胸を押す。離れよう。
今ならまだ傷が浅くて済む。




彼はたとえ一度も名前を呼ばせてもらえなくても、欲求を果たすとめんどくさそうにすぐに服を着てタバコを吸って、


自分の気に入らないことがあれば物を投げたりしても・・・




好きだと言ってくれた。
異性として愛情を与えてくれた。


彼の不器用な愛情表現を理解できるのは私だけ。