本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

そう言って握らされた社員試験の推薦用紙。どうして?私、あんなにひどいこと言ったのに。



なんで、まだ・・・私の夢を叶えようとするのよ。




「藍原、お前も幸せになれ。俺が言ってはいけないことだけど、俺はお前の幸せも願ってるよ」




やめてよ、優しくしないでよ。あなたが悪いと思うことができたのならどれだけまだ救われただろう。




そんな優しく微笑むからあなたが大好きなお父さんに重なった。