「こんなことしかできなくてすまない。君には感謝してる。ひめも何度も何度もお礼を言っていたよ」
武本さんは私と話したことを全て、課長に話したらしい。
「ひめが言っていたよ、杉原くんは本当に本当に君を愛してたと。どんなことをしても揺るがない。だから全てを君に話したと。そこまでお互いを思いあっていたのに引き裂いたんだ。私を恨んで、憎んでくれても構わない。でも頼む。ひめを恨むのだけはやめてくれ」
「本当、できることなら最後まで・・・憎めるくらい最低な課長を演じていてほしかったです」
「藍原・・・」
「それと、私、社員試験は受けません。代わりにこれを受け取ってくれますか?」
武本さんは私と話したことを全て、課長に話したらしい。
「ひめが言っていたよ、杉原くんは本当に本当に君を愛してたと。どんなことをしても揺るがない。だから全てを君に話したと。そこまでお互いを思いあっていたのに引き裂いたんだ。私を恨んで、憎んでくれても構わない。でも頼む。ひめを恨むのだけはやめてくれ」
「本当、できることなら最後まで・・・憎めるくらい最低な課長を演じていてほしかったです」
「藍原・・・」
「それと、私、社員試験は受けません。代わりにこれを受け取ってくれますか?」

