「もう、いいよ。何を言われても変わらない」




翔くんと別れた。いや、私が無理矢理終わらせた。



優しくて、私のことを一番に考えてくれる本当に素敵な人。だからこそ、私はそれをわかっていて一番残酷で最低なお願いをした。


会社で目が合うこともない。私に話しかけてくることも私から話すこともない。



手放したのは私だから・・・
涙を流す資格もない。