「さくちゃん、今日久しぶりに女子会しない?」




「いいですね。亜樹さんもすっかり元気になったみたいですし」




あの日、一瞬広重さんに惹かれた亜樹さんはしばらく自己嫌悪に陥っていたけれど遥さんの言葉で復活した。




「そっか、そうよね。一瞬グラっときても本命は大ちゃんなんだし、気にしないことにするわ。しかもあの日ちょっと大ちゃんと喧嘩してたしね」




なんで気持ちは絶対って言うのがないんだろ。


そう思ったけれど惹かれたとしても結局、本命は1人というポリシーがあればいいのかななんてずる賢い私がいたりする。