5分前に誰がこの状況を理解できただろう?



今、すごく不思議なメンバーが勢揃いして近くの喫茶店にいる。


私、翔くん、広重さん、そして翔くんの隣に立っていた女の人。




「あれ?君は確か・・・」




そう口を開いたのは広重さん。



その視線は私でもなく、翔くんでもなく女の人に向けられている。




「あっ、き、奇遇ですね。こんなところで会うなんて」