本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「藍原?どうした?」




「あ、あの・・・」




「ごめんね。話聞いてあげたいんだけど今日は先約があって」




まだ人が残っているからどことなくぎこちない会話。



さりげに近づいて耳元で話す彼。




「昨日は課長がいて言えなかったから今日、話して来る。明日は家に来てくれる?久しぶりに2人でいたい」




その言葉に赤くなる私。


じゃあお先にと出て行く翔くんを黙って見送るけど本当に明日でいいの?



今日じゃなきゃ、また明日一日、罪悪感と戦って翔くんの前で笑えない。