本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

また4時に言われた。今日も残業なのかな。でも仕方が無い。



ただあの資料室は少し薄暗いからあまり行きたくない。とはいえこれも仕事。
重い腰を上げて資料室に向かった。




地下にある資料室の扉を開けると埃っぽくて咳払いが止まらない。



去年の発注履歴と。年度ごとにファイリングされてるファイル。電気を着けてもやっぱり薄暗くて見にくい。




そして私は資料を探すことに夢中で外から鍵を掛けられてるなんて全然気がつかなかった。




「よしっ、あった」