本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

あれ?亜樹さんの顔が赤い。ジッと見てるとペシッとおでこを叩かれた。




「何よ。そりゃ女なんだからこれだけいい男にそんなこと言われたらグラっと一瞬揺れることもあるでしょ」




あの亜樹さんが、婚約者の牧野さんの前でしかデレっとしているところを見たことのない亜樹さんが真っ赤になってる。




「そんなこと言って結局俺と付き合ってくれなかったじゃないか」




「も、もう!その話はいいでしょ。さあ、今日はお祝いなんだから祝ってよ。ここのナシゴレン美味しいのよ。パッタイも、エビせんも最高なの。だから今日は食べて飲むわよ!!」