本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「さくら気にすることないからね」



「そうだよ、あいちゃん。主査もみんなもちゃんとわかってくれてるから」




さりげに私の隣に来て慰めてくれる亜樹さんと遥さん。


あの件は黒岩さんの件だ。私は関係ない。それなのに、あの課長の目の敵にされそうなそんな不安が過る。


近づきたいのに近づけない翔くんとの距離。


なぜならワンマン課長、電話しながら翔くんの腕を掴んでる。


決めたって何?課長だからってこんな理不尽が許されるの?