本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

キュッと握られた手。



優しく微笑んで話すその言葉、全部が嬉しくてやっぱり今日、伝えるんだって改めて思った。



だから・・・その手を握りしめてステップに挑戦する。




真っ暗で何も見えないけど孤独を感じないからか顔が見えないのに強く手を握りしめているからか一つも恐怖を感じることはなかった。



一つ、一つの星を丁寧にアナウンスで説明してくれてるからか見えないのに想像はできる。思っていた以上にプラネタリウムは克服できた。




だから今、伝えたい。
そっと彼の耳元で囁いたんだ。




「・・・私と・・・本当の恋を始めませんか?」