先輩はちゃんと私の好きなものも苦手なものも知ってくれてるんだよね。




でも、私は先輩の好きなものも苦手なものも知らない。




よく考えれば私、先輩のこと何も知らないかもしれない。


好きだなんてそんなことよく言えたなって思えてなんだかすごく申し訳なくなった。




温度差があるのも先輩は気づいていたのに私はそれを否定して、そんなちょっとしたことがチクチクと先輩の胸を痛めていたのに気づきもしなかった。