先輩と後輩を終わりにしたあの日から1ヶ月が過ぎた。


あの後、2人で約束を交わしたんだ。
2人の関係を別のものにするために。




「とりあえずさ、ゆっくり話したいから店出ようか」




そう言われてお店を出て先輩の家に行くことになった。


でも、絶対に手はださないなんて固く念を押されてなんだか逆に申し訳ない。


久しぶりに入る先輩の部屋は相変わらず綺麗でソファに座って待っていてと言われてしばらくすると先輩がコーヒーカップを二つ手に持ってきてくれた。




「はい。ミルクたっぷりカフェオレ。とはいえスティックタイプのやつをホットミルクで溶いただけだけど」