本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

電車に飛び乗るけど最寄り駅までは5つある。


もどかしい。早く着いてほしい。



たとえどんなお仕置きの愛情でも受け止める。彼に抱きしめてもらえばきっとこの動揺も消えるはず。




それなのに、家に着いて電気を着けてびっくりした。家の中は荒らされていた。彼はいない。



きっと怒って荒らすだけ荒らして出て行ったんだ。時計の針は9時半を過ぎていた。