本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「・・・何から話せばいいかな。とりあえず島田さんに言われたことは気にしなくていいから。後、狩野さんのことも亜樹が余計なこと言って混乱させちゃってごめん。きっと亜樹と俺もお互い言葉が足りなかった。亜樹は勘違いしちゃったんだな。だから結果、藍原に嫌なカタチで伝わった。本当にごめん」



「先輩は悪くないです。私・・・先輩に何も聞かなかった。嫌われたくなくて。だから高城さんのことも勝手に勘違いして先輩を傷つけました」




だから、お互い様ですよ。そう言おうとしたのに、言えなかった。



だって先輩は私を憎んでる。




「先輩は私を憎んでるんですよね?」



「えっ?憎んでる?」