「藍原さんが羨ましかった。ここまで愛されていて、卒業してからもまだその気持ちは続いてて、だから杉原くんからあの電話を受けたとき、悔しくて羨ましくて。だから、調べてもらったの。あなたと杉原くんの勤務先」
調べたってまさか・・・探偵さんですか?だとしたら相手が悪かったのかも。
その探偵さんが先輩の幼なじみで親友なんだもんな。
「とにかく、本当にごめんなさい。高校のときも、そして今も。もう、二度とこんなことはしません。本当にごめんなさい」
それだけ言って先輩を見たけど先輩は一度も黒岩さんと目を合わせなかった。
そして、彼女はゆっくりと立ち上がり黙って部屋を出て行った。
残される私たち、でもお互い口を開かない。
先輩は元彼でも、森下さんでもない、黒岩さんから私を守ろうとしてくれていたんだ。
調べたってまさか・・・探偵さんですか?だとしたら相手が悪かったのかも。
その探偵さんが先輩の幼なじみで親友なんだもんな。
「とにかく、本当にごめんなさい。高校のときも、そして今も。もう、二度とこんなことはしません。本当にごめんなさい」
それだけ言って先輩を見たけど先輩は一度も黒岩さんと目を合わせなかった。
そして、彼女はゆっくりと立ち上がり黙って部屋を出て行った。
残される私たち、でもお互い口を開かない。
先輩は元彼でも、森下さんでもない、黒岩さんから私を守ろうとしてくれていたんだ。

