本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

ダメだ。なんだか今まで自分が考えていたことと違いすぎて頭がついていかない。


わかったことは大きなミスが私のミスじゃなかったということ。


でもそういうことなら・・・


「先輩は仕事を辞める必要ないですよね?」




「そんな話まで聞いたのか?まあ、そうなるかな。とにかく黒岩、もう一度ちゃんと謝って。そしたらさっさと帰ってくれる?俺、藍原と話したいことあるから」


ネクタイを緩めるその仕草に目が離せない。不謹慎だけどドキドキした。


なんだか拍子抜けてしまって謝罪されてもあまりビンとこない。