本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

正門をくぐり、職員室に向かうと馴染みの先生がいて、少し話が出来た。



どうやら今はテスト週間らしく生徒も少ない。どうしてもと頼み込んで私は放送室に連れて行ってもらった。



「これ、鍵置いとくから。終わったら返してくれ。先生は職員室にいるから」




そう言い残して先生が行った後、ゆっくりと足を踏み入れた放送室。



懐かしい。ここが私の青春の場所。そういや部活ノートなんかもあってワイワイと書いたりしてたな。