本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

でなきゃ私、本気でリスト作ってましたよなんて、笑い話にしましょ。



罪悪感で辞表を出すくらい思い悩むほど、私を思ってくれた森下さんに本当の好きを伝えてもらったカタチだと私は何度も言ったんだ。


それであなたの傷が少しでも癒えるのなら、これからも仕事仲間として私はあなたを癒してあげたい。




「・・・藍原さんを好きになって良かったです」



彼はそう言って優しく微笑んで涙を流した。