本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

ヤバイ。このままじゃ何をされるかわからない。


さっきまでの優しさは微塵も感じられずジリジリとメガネの奥の冷たく凍りついた瞳は私を刺す。


そして肩をぐいっと掴まれてそのままソファに押し倒された。




「僕はね、あなたに癒されてた。仕事の合間に工事のことで電話をすると必ず、お疲れ様と言ってくれるあなたに惹かれていました。それなのに、あなたはこともあろうか僕に彼氏はいないと嘘を吐いただけでなく上司と社内恋愛して更には不倫まで・・・
キタナイ女だ」




肩には強い圧力が掛けられる。



そしてその手は私の首に当てられた。
このまま殺される。