本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

結局、たどり着いたのは個室ということもあってカラオケ。


切り出し方をずっと考えながら森下さんの後から部屋に入った。




「それでお話って?」




少しだけ距離を空けて並んで座る。
息を飲んで覚悟を決めた。




「・・・森下勝さんのことです。私、本当に知らなかったんです。既婚者だなんて。だから、私をそれで狙うのはやめてもらえませんか?」




「・・・森下勝?誰ですか?それ」