本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「とりあえず、大まかな話は亜樹から聞いてるのかな?最初の発端から話したほうがいいかな?」




「はい、お願いします」




リビングに促されて牧野さんと向かい合わせに座る。高城さんはいそいそと台所に立つ。


ご飯の準備を始めようとしたので何かお手伝いすることはと声を掛けると邪魔になるだけだから黙って話を聞いててと言われた。




まったく。優しいのか毒舌なのかよくわからないけど前よりは少しだけ高城さんのことが好きになったかもしれないな。