本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

部屋の中から出て来たのはすごく可愛らしい顔をしている男の人。



茶色の髪でふわふわしたパーマを当てていて子犬みたい。チラッと私を見たので思わずぺこりと頭を下げた。




「は、はじめまして。藍原さくらです。高城さんとは同じ部署で・・・」




「この子がさくらちゃんかあ。なるほど、翔真が夢中になるのもわかる気がする。あっ俺は牧野大地。探偵やってて翔真とは幼なじみで・・・亜樹の婚約者です」