本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

高城さんの迫力に狩野さんも何も言えずそのまま黙々と準備を始めた。



私はただ黙ってお弁当を広げるしかできない。でもちょうどいいかも。




「悪いけど私の一存では話せないわ。あなたの聞きたいこと。でも・・・一つだけ教えてあげる」




狩野さんが一番端の席に行ったのを見計らって高城さんが口を開く。



私、そんなに知りたいって顔をしてたのかな?



でもその後、高城さんに聞かされた狩野さんの真実に私は絶句する。